*♥先生の彼女♥*【完】
「優姫ちゃん…来てくれたのね…」
「優姫…寒かったろ?」
病室に入ると先生のお母さんと舞飛が迎えてくれた。
『こんばんは…あの…さっきの話…』
あたしがそこまで言うと先生のお母さんは首を左右にゆっくり振る。
先生のお母さんは、あたしの背中に手を当ててそのまま部屋の奥に向かってサッと押された。
あたしは押されるがまま歩く。
部屋の奥の方ではベッドの上で静かに眠っている先生がいる。
どこからどう見てもぐっすり眠っている感じだった。
ただ1つ、今日の先生の口には人工呼吸器が付いていなかった。