*♥先生の彼女♥*【完】
あたしが愛した人がこの世からいなくなった?
だってまだここに眠っているじゃん!
ここに、居るよ。
それにまだ、あたしの気持ちが届いて無いじゃん。
まだ伝えてないよ。
『先生!!先生!!起きてよ…ねぇ、起きてよ!いつまで寝てるの?早く起きて!お願いだから目を覚ましてよ!!』
あたしは、先生の体を全力で揺する。
もう何もかも忘れて先生を起こす事に必死だった。
『何で起きないの?ねぇ、起きて!!優姫だよ…覚えてるでしょ?起きてよ!!』
あたしは泣きながら先生に語りかけ揺する。
どんなに強く揺すっても抓っても起きない。
ただ、先生の体が少し揺れるだけ。
目は一行に覚ます気配が無い。