エゴイズム☆キララ

石川誠二と目を合わせる事が出来ず、「おやすみなさい」と言って別れた



美亜は思考が上手く働かない頭を抱え、玄関を開け中に入るなり、その場にへたり込んだ






心臓がドキドキ煩く響いている


初めて強引な石川誠二を知った所為か、それとも…




し、し、しっしちゃったんだよね！？


石川誠二とチューしたんだよね！？




自分の唇に指を沿えると、先程の感触が蘇り



「のがぁーーーーーー！！！！！」



美亜が叫ぶのと同時に、背後で玄関が開き



「何やってんだ？こんな所で」



要が帰って来た



「か、か、要ちゃん！？！？」



首だけを後ろへ向け目線を上げると、要は少し険しい表情をしていた



「ほら、こんな所に座り込んでいると邪魔だ」



美亜の腕を掴み、立ち上がらせた