エゴイズム☆キララ
凝った体を解すため、上体を思いっ切り反らすと



「猫みたいだね」



天井を背景に阿部の顔が突然現れ



「…………のわっ!」



驚きの余りバランスを崩し、椅子ごと後ろに倒れそうになった



「わわわっ!!」



デスクを掴もうと手を伸ばしたが、カスッと空を切った






起こるであろう衝撃を予測していたが、体に衝撃はなく……



「危なっ!!」



頭上で阿部の声が聞こえた
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