エゴイズム☆キララ
顔を上げた石川誠二の艶を帯びた瞳に捕われ、そっと唇と唇が重なった


唇が離れると助手席に座っている美亜から目を反らし、ハンドルにもたれるように俯いた



「はー…緊張した…」



そう言った石川誠二の方を見ると、告白した時の彼の姿ではなく、耳を赤らめていた





いつも優しい彼

時々、直球で少し強引な彼

そして、すぐ照れる彼





今までに見てきた石川誠二の姿全てを好きだと感じた



「返事は…」



突っ伏していた頭を上げ



「今度お会いした時に聞かせて下さい」



ゆっくりと美亜の方を向き



「美亜さんからのお誘いがあるまで待ちます」



月明かりに照らされた石川誠二の瞳には、頬を染めた美亜の顔が映っていた
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