軌跡
「最後まで言わせてください。こんな場所だけど、私の生涯初の告白なんですから」
奈々の強い意志に、睦也はそれ以上何も言えなかった。
「睦也さんがバイトで入ってきたときから、この人は周りの人とは違う、って思いました。雰囲気が違かったんです。バイト中はあまり喋らないし、近寄りがたい感じだったから、最初はそのせいだと思ってました。でも、始めてライブを見に行ったとき、そうじゃないって気付いたんです。睦也さん、バンドのメンバーさんたちとはすごく楽しそうに笑ってるし、ステージの上では輝きを放ってました。まるで別人でした。そのとき、アッ、この人には心から信じあえる仲間がいて、自分の居場所があって、本気で夢を追いかけてるからこそ、周りの人と違うんだ、って。それから睦也さんが輝いて見えるようになって、気付いたら、……好きになってました」
そう言って、奈々は照れ臭そうな笑顔を浮かべた。
奈々の強い意志に、睦也はそれ以上何も言えなかった。
「睦也さんがバイトで入ってきたときから、この人は周りの人とは違う、って思いました。雰囲気が違かったんです。バイト中はあまり喋らないし、近寄りがたい感じだったから、最初はそのせいだと思ってました。でも、始めてライブを見に行ったとき、そうじゃないって気付いたんです。睦也さん、バンドのメンバーさんたちとはすごく楽しそうに笑ってるし、ステージの上では輝きを放ってました。まるで別人でした。そのとき、アッ、この人には心から信じあえる仲間がいて、自分の居場所があって、本気で夢を追いかけてるからこそ、周りの人と違うんだ、って。それから睦也さんが輝いて見えるようになって、気付いたら、……好きになってました」
そう言って、奈々は照れ臭そうな笑顔を浮かべた。