僕の存在価値
始まり……


『おっはよ〜、裕久』


裕久「お、秋良。いつもより早いな?」


普段通り学校への通学路を歩いていれば、親友の裕久に会った。
裕久は部活で朝は早いから、登校時に会うのは久しぶりだ。


『んー……なんか眠れなくてさぁ…』


裕久「おいおい、大丈夫かよ?どっか調子悪ぃのか?」


今朝はいつも起きる時間よりも早くに目が覚めた。
特にする事もなかったので、たまには余裕をもって登校しようと家を出たのだ。


『やだなぁ、心配しないでよ。たまたま目が覚めただけだからさ』


ニカッと裕久に心配をかけない様に笑顔で答える。
裕久って過保護だからなにかと煩いんだよね……




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