サクラノコエ
「……歌はいい……」
話をごまかして本題に入ろうとしない俺に、理紗はポツリとそう言うと、ついに昨日のことを切り出してきた。
「昨日、見たよね。真衣のこと」
単刀直入な理紗の言葉に、心臓が大きく跳ね上がる。
「真衣……?」
俺は変わらず、理紗に背を向けて答えた。
理紗の視線を受ける背中が妙に熱い。
「悠人くん、こっち向いてほしい」
理紗の声が震えている。理紗は俺の態度に、泣きたいくらい不安になっている。
振り向いてやらないと……
理紗の方を見てやらないと……
気持ちはあるのに、体が振り返ることを拒否する。
胸が苦しい。
張りつめた空気が二人を覆う。
話をごまかして本題に入ろうとしない俺に、理紗はポツリとそう言うと、ついに昨日のことを切り出してきた。
「昨日、見たよね。真衣のこと」
単刀直入な理紗の言葉に、心臓が大きく跳ね上がる。
「真衣……?」
俺は変わらず、理紗に背を向けて答えた。
理紗の視線を受ける背中が妙に熱い。
「悠人くん、こっち向いてほしい」
理紗の声が震えている。理紗は俺の態度に、泣きたいくらい不安になっている。
振り向いてやらないと……
理紗の方を見てやらないと……
気持ちはあるのに、体が振り返ることを拒否する。
胸が苦しい。
張りつめた空気が二人を覆う。