BLACK MOON

『この子です。道草くってたみたいですいません。』


知らない人が口を開く。
『はじめましてカルア君。私は魔夢省のマグだ。君は大変な魔法を知ってしまったね。』


え???



校長先生も口を開いた。
『君は授業で小さな竜を作ったんだって?どこで習ったんだい?』


「え?なんの話しですか??」


『今日の授業で水と砂を使って、生きた竜を作ったでしょう?』と変換の先生が言った。

「はい。作りましたけど..??」


『誰に教わったの??』と母。


四人の圧力がハンパない。
なんでこんなんなってんだよ(汗)


重い口を開く
「その...自力...で...」


『自力!?』四人の声が重なる。


マグさんが『ちょっと、この子と二人で話しをさせてください。』と言った。

三人は頷き、そろそろと部屋を出て行った。