先生


言ってしまった。


ついに…。


ずっと自分の太股に乗せた手ばかりを見てた。


何も言わないでいる先生。


「あの…帰ります。助けてくれて有難うございました。」


鞄を持とうとした時だった。







「俺も飯塚が好きだよ?
担任としてでなくて、一人の男として」





えっ…。






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