先生
「先輩…約束してくれませんか?

もう先生に付け入らないって…。

そしたら、この事は誰にも言いません。」


付け入るって…。


知らない人から見たら、そんな風に見えてるの?


「分かった…。」


先生…ごめんね?


勝手に決めて。


でも、そう言うしかないもん…。


「そ。じゃあ、約束守って下さいね…
先輩。」


笑ってるんだけど、この人の目が笑ってない…。


彼女は教室へ戻って行った。


その場から動けないでいる私は、涙が止まらなくなってた。

先生……ごめんね。


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