どうやら私はキス魔のようです





「へぇ……それはまた、珍しい」


「要、入部してから無遅刻無欠席なのにどうしたのかなぁ?」




有梨が黒い笑顔と共に振り返る。


有梨さん、目が笑ってませんけど……。



「さ、さぁ?」


「緑知らない?」


「知らん」




有梨はつまんなそうに背を向け、玄関の中へと入っていった。






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