キミの隣のイケメン君.
「杏に協力してもう少し治してもらうから」
リツがニコッとほほ笑んだ。
「はっ?山崎に?」
また微笑んで頷かれた。
「なにするんだよ?」
「とりあえず、女の子の隣に長時間座れるようにすることから始めればいいと思うよ。」
確かに今まではおるべく短時間で済ませようとしてた…
「杏、瞬の隣に座って。」
山崎が俺の隣に座った。
妙に緊張する…心の中でこの女はあの教師じゃないって唱えた。
「杏、門限ある?」
リツが山崎に尋ねた。
「特に決まってないよ。」
「そっか。あたしもうすぐ塾の時間だから、帰るね。」
ケータイを閉じて、リツが立ちあがった。
「おい!まてよ。」
このまま放置して帰るのかよ!?
「瞬!頑張ってよ。」
あいつ何考えてるんだよ!
逃げるようにリツがファミレスから出て行った。
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