キミの隣のイケメン君.
準備するからと言って、優奈が隣の部屋に行った。
部屋には奏と俺の2人だけ、ちょっと冷たい空気が流れる。
「瞬兄は鈍感だな」
奏が起き上ってそう言った。
「俺が鈍感?」
「あんなに近くにいてどうして気が付かないんだよ?」
こいつなんの話をしてるんだよ?
「俺は瞬兄を追い越したい!」
俺を追い越す?
「奏、どうしたんだ?」
いつのも奏と様子が違う。
「なんでもないよ。」
力強く見て来た目が急に弱弱しくなった。
「奏、何か悩みでもあるのか?」
急に入った芸能界で何かあったのか?
「ない。あったとしても瞬兄は話さない。」
「そっか…」
葵もだけど奏も難しい性格してる
「どうしたの?」
優奈が髪を綺麗に乾かして、服も浴衣から着替えて戻って来た。
「なんでもない。髪くくってあげようか?」
いつもの奏に戻ってる。
優奈が嬉しそうに奏に髪をセットしてもらっている。
「奏、器用だな?」
テキパキとした動きで、優奈の髪をセットしている。
「毎朝、時間があったら葵のくくってるから」
道理でうまいわけだ。
葵と優真が戻ってきて、帰る準備を済ませて車に乗り込んだ。
「今日は楽しかったね?」
と優真の隣でニコニコする葵。
何かいいことあったんだろう
「瞬兄。夏休みはもう少し休みある?」
と優奈に聞かれた。
「盆休みで1週間はたぶん寮も休み」
「夏休みはちょっと遠出しようね」
折角の夏休みだしな
残り俺のGWは家族でどっか行ったり、友達と遊んだりして、学校に戻った。