キミの隣のイケメン君.
「瞬兄、彼女できたでしょ?」

葵といい、優奈といいどうしてわかる?

「いないよ。」

「じゃあ好きな人は?」

質問攻めだな…

「優奈には関係ないよ。それより優奈は彼氏とかいないのかよ」

話をすり替えたら、優奈が不機嫌になった

「瞬兄も好きな人いるんだね?あたしも好きな人いるよ。でも彼氏じゃないの」

片思いか…でも、俺の場合は両想いと言えるかも

「まぁ、振り向いてもらえるように頑張れ」

「う、うん」

じっと俺の顔を見て頷いてくれたけど、なんだか悲しそうだった。

優奈の好きな人って奏じゃないのか?

「優奈、今日はありがとな。おかげでゆっくり休めた。」

「そう?やっぱりここにしてよかった!」

一瞬にして顔が笑顔になった。



「部屋に戻って、帰る準備にしようか?」

一緒に優奈と部屋にも出っている途中、優真と葵が庭を歩いているのが見えた。

ああ見るとカップルだな…

手をしっかりと繋いで、楽しそうに歩いてる。

「部屋に奏1人りなんじゃない?」

そう言えば、奏だけ姿がない

「あいつも可哀想だな」

一人ほっとかれて

「奏はいつも自由人だからね」

確かにあいつは自由人で、俺のせいで結構苦労してるっぽい


部屋に入ると、奏が昼寝をしていた。

「奏も大変だね。」

優奈が奏の顔をのぞきこんで言った。

「今は入ったばっかりで仕事とかないのか?」

「前聞いたら、最近マネージャーが付いたらしいよ。今度オーディション受けるらしい。」

奏も優奈を振り向かせるために頑張ってるんだな


「う、あれ?帰って来たの?」

奏が目を覚ました。

「もうすぐここでないと行けないからね。」

優奈と奏お似合いだと思うけどなっと思いながら2人を眺めていた。

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