瞳
「梨乃・・・話したいんだけど。」
「今更何を話すの?
別れたでしょ、あたし達。」
「俺は別れたつもり無いんだけど。」
「別れたつもり無いんだったら
どうしてほかの女の子と腕なんて組んでるの?どうしてほかの子にはメールするのにあたしにはメールくれないの?」
「それは・・・」
「あたしなんかどうせ要らなかったんだよ。
腕組んでた子と付き合いなよ。
あたしとよりもお似合いだよ。」
そう言って泰斗に微笑み、
その場から走り去った。
言い訳なんて聞きたくなかった。
ただの肩書きだけなんかになりたくなかった
ひたすら走った。
家までの道、もう少しで家に着く・・・