―――――・・・
―――――――・・・


「ホントに記憶・・・戻ったんだな。」



今、羅南に言われたように泰斗と話あってる。



「・・・うん。色々ごめんね」



「いや、俺も悪いわけだし・・・」



「・・・それでね、もうあたし大丈夫だから。
今まで迷惑かけてごめんね。
やりたいこともやれなかったよね?
泰斗は何も悪くないから・・・
だから、もうあたしと付き合わなくていいよ?」


正直、離れていってしまうの寂しいけれど、
泰斗には幸せになって欲しいから・・・



「俺は別れないけど?」



「どうして?」



「俺は、梨乃が好き。だから、
離れる必要ないわけ。梨乃は?」


< 86 / 94 >

この作品をシェア

pagetop