ラブハンターに狙われて。

「そこに座って、中身見てみな」


真っ白な革張りのソファを指差す直紀の言うとおり

ソファに腰を下ろして、箱を取り出しリボンをほどいた。

そして、ゆっくりと箱を開けると…

「これ…」


「気に入ってくれると嬉しいんだけど」
「えっ…これ…ドレス…」

真っ赤なカクテルドレスが入っていた。

「いいの…?」


これって…知ってる。高級ブランドの新作ドレス。


雑誌で見てて、素敵だなって思っていたドレス。


「けど、これ、本当にいいの?」


「当たり前だろう。俺を誰だと想ってるんだよ?」


腕組みをして、眉を少し釣り上げながら話す姿はドキンとするぐらい魅力的で


「俺は社長だぞ。好きな女にドレスをプレゼントするぐらい当たり前の事だ」

威張った態度は、悔しいぐらいに堂々としていて。


あたしは、また、直紀に惹かれた。



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