ラブハンターに狙われて。
「あっはは。そんなむくれるなって。可愛い顔がブスになるぞ」
「なっ…」
眼鏡の奥の瞳を細めて笑いながら言った中西さんの言葉にドキンとなった。
中西さんは、時々こうして“可愛い”なんて言葉を自然に使って
あたしの心をドキンとさせる。
「中西さんったら。またそんな風に言って彼女さんが知ったらヤキモチ妬きますよ」
照れ隠しで笑いながら冗談っぽく言った。
カッコよくて優しい中西さん。彼女だって当然いるでしょう。
「俺、彼女いないけど」
「えっ?彼女…いないんですか?」
キョトンとした顔で聞くと「あぁ。いないよ」自販機で珈琲を買いながら言った。