Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]



「悪いな川本。こんな出来損ない上司の部下で」



「ひゃっ…(._.)」



福嶋くんに頭をわしづかみされムリヤリ頭を下げさせられる。



もー何なのよー…(ーεー)



「ついでに謝っとくと、夜中うるさくて眠れなかったろ? 

――コイツのあ●ぎ声、いつも以上にスゴくてさ…」



――ばっち〜〜〜ん!!!



「痛゙っ…てぇな」



「へっ…へっ…へっ…変なこと言わないでよ///」



ああああたしがいつ、あっ…/// あっ…/// あっ…あ●(@_@)…って///



「〜〜〜バカっ/// 変態っ」



何でいつもそっちの方向に話を持ってくのよ!



「川本くん! あたしと福嶋くんは断じてそういう関係じゃないからねっ? 
昨日はその…ここへ来たのはやむを得ずっていうか、ハメられたっていうか、不本意だったっていうか。
だっ…だから、つまりあたしたちはその…」



「つまりハメられたけどハメてないってワケ」



「えっ?」



「男なら分かるよな? カ・ワ・モ・ト。
夜中たまに聞こえるときあるぞ。健全な証拠だし見ても構わないけど、もう少し音量小さめにしろよ?」



「え…あっ……ははははぃ///」



頬を赤らめて下を向く川本くん。



何? 何なの?



この、あたしだけひとり蚊帳の外みたいな空気感。



ハメられたけどハメてない(・・?)



…ってどういう意味?



代わりに説明してくれた福嶋くんを見ると目がやたらと愉しそう。



…むぅ(ーεー)



絶対これってまたなんかいかがわしいこと言ったんだよね?



ヒトが分からないと思って……ムカつく!!





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