先生がいた。

「いてーな!おりゃー!」

わたしのパンチを大きな手のひらで掴む。

どきっ。
ひゃー!手・・・ててててて!

「やめてー!おりゃおりゃ!」

照れすぎて手を離してしまう。
けどそれからパンチの連打。

「おりゃおりゃ!」

わたしのパンチに合わせ先生も掴んでくる。

「あーでもそれだけじゃなぁ・・・」
「そうですよね。」

わたしがこんなに必死になってるのに、先生はウッチーと談笑しながらわたしの相手をしているなんて!

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