君となら墜ちてもいいよ?
―――第一日目の午後は、小言を言われる事なく終了した。


閉じそうだった心をさらけ出して、気合いを入れ直したからかな?


彼が元気づけてくれた、おかげだよね?


第二日目も小言を言われる事もなく、順調に午前中は終わった。


せめてものお礼がしたくて、朝から早起きして、お弁当を二つ作った。


こんな事しか出来ないけれど、喜んでくれると良いな?


お昼休みになり、昨日と同じようにチェーンをくぐり抜け、立ち入り禁止の屋上へと入る。


見渡す限り、彼の姿はない。


先に座って食べてようかな?


今日は、一人用のレジャーシートを持参して来たんだ。


座ってお弁当の袋を置いて、空を見上げると…今日の方が雲が切れていて、真っ青な空だった。


「せーんせっ」


「きゃっ!?」


この甘えたような声は…彼だ。


後ろから近付き、私に両手で目隠しをした。


昨日もそうだったけど、視界には入ってないハズなのに、一体どこから現れるんだろう?



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