君となら墜ちてもいいよ?
矛盾しすぎて、理不尽さに腹が立つ。


二人は親子だから、繋がっていて、グルになっていたんだ。


「私を二人でからかっていたの?ねぇ…楽しい?」


とっさに相手を傷つけるような、キツイ言葉が出てしまう自分。


そうする事でしか、憂さ晴らし出来ない自分。


最低だ。


「そう思われても仕方ない…か。でもね、本当は親子の縁を隠しておきたかった。…というか、離婚して俺は父親の姓を名乗ってるから…名字が違うんだけどさ。

平賀 拓海だよ」


「ヒラガ タクミ…」


「それから、昨日はごめんね。自分の子供っぽさに呆れて、恥ずかしくて逃げちゃった…。

会いたいし、謝りたかったし…で、実は今日も屋上で待ってたんだ。でも来なくて…もしかしたら、母さんが先生に何か言ったのかもって思ってさ…」


「…言われたよ、屋上に出入りするなって」


確実に告げ口されたと確信して、 視線を合わさずに答えた。



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