君となら墜ちてもいいよ?
薄々感づいてるとは思うけれど、中田先生にはまだ話してはいない。


三人で食事はするものの、まだまだ恐持てには変わりはない。


いざ話すとなると、嫌味の一つや二つは覚悟したい所…。


「ルナ、はいっ!!合格おめでとう!!俺も受験頑張るからね」


可愛らしくラッピングされた小さな箱を私に差し出して、ニコッと満面の笑みを浮かべる。


私が大好きな拓海の笑顔。


小悪魔的に可愛く笑ったり、拗ねたり…母性本能がくすぐられる毎日。


それでいて、大人びた事も言って、私を会う度にドキドキさせる。


「有難う。ねぇ、タク…ピアスを片方ずつつけない?そしたら、私はタクが居なくても、立派な先生になれる気がするの。

あ、勿論、タクは高校卒業してからね。それまでは私がつけるから」


私の耳には両側にピアスの為の穴があいているけれど、タクはあいていない。


校則により、ピアスやアクセサリーは禁止だから。



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