櫻桃~サクランボみたいな二人~
≪生徒会室≫
「みんな。お待たせしました」
桃花はみんなに頭をペコリと下げて見せた。
「よし。やるぞ」
投票紙は次々と箱に入っていく。
そして、桃花に女の後輩が顔を赤く染めて笑顔で話している。
ったく…。
「おい、桃花。しっかり仕事しろ」
「はぁい!!分かってまぁす」
そして、仕事をやりつつ、話してた。
いくら、相手が女だからって…。
そろそろ妬くぜ?
「それじゃぁね。ありがとう」
桃花が後輩にそういったのが聞こえ、みんなの前で嫉妬しなくて良くなった。
まぁ、もう妬いてたと言っても良いくらいだが…。
「光輝。そろそろ、行くね?っていっても、あんま仕事してないけど…」
エヘッ☆と言って舌をペロッとだした。
「まぁ、時間だし、仕方がない。言って良いぞ」
「ありがと。光輝」
そう言って、桃花は生徒会室を後にした。
そして、しばらくすると、投票する人がいなくなった。