櫻桃~サクランボみたいな二人~
あと1分になった。
「光輝、どっちが当たって、どっちが落ちても、俺ら、友達だぞ」
「おう」
俺と、蒼慈は、約束した。
他の生徒は、名前が書いてあろう紙を握り締めている。
『皆さん、お待たせしました。只今より、ビックイベント、投票を始めます』
みんな、『ぃえ~い!!』なんて言ってる。
『それでは、早速、3つの投票箱の前に、1列で並んでください』
投票箱の前に、キレイに並び始めた。
『投票紙を、投票箱に入れ始めてください』
波重の言葉で、列が、ゾロゾロと動き始めた。
「ねぇ、光輝。あたし達が、20歳になると、こんな風に、議員の選挙もやるのかな?」
「さぁな。でも、こんな感じには、なるんじゃないの?」
それのしても、ドキドキするなぁ~!!!
「おい、光輝。俺、なんか自信なくなってきた…」
「何言ってんだ。諦めんなよ。あと、あの約束、忘れんなよ!」
「……おう」
そして、紙を入れる生徒が、だんだん減っていった。