櫻桃~サクランボみたいな二人~
投票が終わった。
結果はまだ出てない。
「光輝、ドキドキするねぇ~」
「桃花、俺が当選したら、何か奢れよ」
「えぇ~!!何でよ」
はぁ。
「お~い!!光輝ぃ!!」
「おぉ、蒼慈。どうかしたか」
「け、結果が出たって…」
け、結果が出ただと…?
「蒼慈君、結果が出たって、どっちなのか分かんないの?」
「あぁ、先生達が、トイレで…」
『結果が出ましたね』
『何のですか?』
『会長選挙ですよ。どっちも頼りがいのある、ヤツですから、この結果には、満足です』
『そうですね』
「って…」
「わぁ…。偶然聞いちゃったんだ…」
「蒼慈、あの約束、忘れんなよ」
「あぁ…。忘れねぇよ」
そこに、波重が来て…
「光輝クン、蒼慈クン、結果発表よ。名前呼んだら、1歩前に出てね」
「っていうことは、壇上に上がっておくって事か?」
「そうよ。早く行くわよ」
そう言われ、俺らは、昇降口に向かった。