櫻桃~サクランボみたいな二人~
*桃花side*
はぁ、結果が出ちゃった。
「光輝、結果、出ちゃったね。気まずくなんないかな?」
「さぁな。あの約束、まだ有効なのか?」
分かんない。
でも、あたしは、蒼慈君を信じたい。
「ねぇ、光輝。蒼慈君に連絡してみたら?」
「あぁ、そうだな…てみるか」
光輝が、自分のズボンのポケットから、黒いケータイを出した。
そして、光輝の耳と、ケータイの間から、プルル…と、音がする。
プチッ…っと音がして、もしもしと声がした。
「あ、蒼慈?…お、俺だけど…???」
『あ、あぁ、光輝…。どした?」
「な、なんか、蒼慈、大丈夫かなぁ…って思って…」
『俺なら…うん。大丈夫」
光輝、なんか、蒼慈君と話せて、嬉しそう。
「なんか、あんな大差で、勝っちゃうと、なんか…」
『あぁ、俺の力不足のせい。お前を見習いたいよ』
あの結果、光輝が大差で当選したんだ。
「なぁ、蒼慈…?あの約束って…有効…なのか?」
『あぁ、有効さ。俺らは、立派な、友達…いや、親友だ。忘れないでくれよな』
「…あぁ、ありがと。じゃ、またよろしくな」
『あぁ、じゃ』
光輝は蒼慈君と仲直り(?)出来たみたいです。