涙が愛しさに変わるまで
「お疲れ様でしたー」
社員のみんなが帰っていき、あたしと今井さんだけが残った。
「よっしゃー!真依ちゃん!行くぞー!」
「ふふっ。はい!」
あたしは子供みたいに叫ぶ今井さんを見て、少し笑ってしまった。
「なーに笑ってんだよ!」
今井さんがあたしの左頬を引っ張った。
あたしは少し頬に痛みを感じながらも、また笑ってた。
久しぶりに……心から笑った気がした。
「ここでーす!」
「おー!よさそう!」