涙が愛しさに変わるまで


「お疲れ様でしたー」



社員のみんなが帰っていき、あたしと今井さんだけが残った。



「よっしゃー!真依ちゃん!行くぞー!」



「ふふっ。はい!」



あたしは子供みたいに叫ぶ今井さんを見て、少し笑ってしまった。



「なーに笑ってんだよ!」


今井さんがあたしの左頬を引っ張った。



あたしは少し頬に痛みを感じながらも、また笑ってた。



久しぶりに……心から笑った気がした。









「ここでーす!」



「おー!よさそう!」



< 173 / 244 >

この作品をシェア

pagetop