涙が愛しさに変わるまで
「じゃあ片岡!店で待ってるで~!」
「真依ちゃん!頑張ってね!うちらみんな待ってるから!」
……結局間に合わなかった。
みんなあたしを残して、先に行っちゃった……。
はぁ……早く終わらせてあたしも行こう。
誰もいない仕事場には、カチャカチャとコンピューターで文字を打つ音だけが響く。
「……よかった。まだいて。」
「はい?」
あたしは右側に顔を向けた。
「はぁ……なんだ今井さんか……えっ!?い、今井さん!?」
あたしは立ち上がった勢いで、ガタガタと椅子を倒してしまった。