涙が愛しさに変わるまで


「あ……」



そんなあたしを見て、今井さんはクスクスと笑った。



あたしは恥ずかくて、なにも言わずに静かに椅子を戻した。



そしてコホンとわざとらしい咳をして、あたしは話した。



「で、なんで今井さんここにいるんですか?さっきみんなと居酒屋行きましたよね?」



あたしはチラッと今井さんを見てみた。



「戻ってきた!だって真依ちゃん一人じゃ終わるの遅くなるだろ?」



……今井さんはやっぱ優しいよな。



「だって真依ちゃんバカじゃん!」



……優しくないかも。



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