涙が愛しさに変わるまで
「なんでって……あきらかに意識しとるやん」
……ヤバい!
「な、なんにもないですよ!やだなー!あ、あはははっ……」
そんなあたしをふ~んと真顔で見てくる佐藤さん。
………どうしよう。
「まっ、ええわ。なんかあったらすぐ言うんよ?相談なら乗るから。」
自分のスケジュール帳を取りだし、何かを書き、そこをちぎって置いた。
あたしはそれを取って見てみた。
「あ、あのこれ……!」
「いつでも電話してな。」
ふっと笑って席を立ち、上司のもとへ向かっていった。