涙が愛しさに変わるまで


撫でられた部分を押さえて、たぶん赤い顔を下に向けながら……。



扉からすぐの場所でみんなは、もうすっかり出来上がっていた。



「来た~!かったおかちゃ~ん!」



今日、怒りっぱなしだった上司もすっかり笑顔。



顔もビールを飲みすぎてて真っ赤。



「大丈夫ですか?」



「だいじょーぶれーすっ♪」



あたしは苦笑いしながら、席についた。



今井さんはそんな上司の近くの席に座らせられた。



ちょうどあたしの真っ正面……。



「なぁ、真依ちゃん?今井さんとなんかあったん?」


あたしの隣には頼れるお姉さんみたいな佐藤さん。



「えっ!?な、なんで!?」


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