涙が愛しさに変わるまで
あたしは目をぎゅっとつぶりながら言った。
悲しい顔をしてるのかなって思うと目を開くことが出来なかった。
―ポンッ
「え……?」
あたしがそっと目を開けると、今井さんは凄く優しい笑顔を見せてくれた。
そしていつものように頭を撫でてくれてた。
「今井……さん」
「真依ちゃんを見るたび思ってたよ。俺と誰かを重ねてるのかなって。」
「な……んで」
「だって真依ちゃん、笑顔になったと思ったら、急に遠くを見るような寂しそうな目をするから。」
……そうだったんだ。
……確かに桐沢社長だったらとかそんな事を考えてた。