涙が愛しさに変わるまで
その時……今井さんからみたら寂しそうだったのか……。
「……でも本当に楽しかったんです。今井さんといるとき……」
「だからバカなの!……好きなら気持ち見失うなよ。」
切ない顔して言われて、あたしもなんだか切なくなった。
「好きだから……真依ちゃんが幸せになってくれるほうが嬉しいよ。」
今井さんは優しく笑ってその場から歩きだした。
「い、今井さん!!」
あたしは今井さんの後ろ姿に向かって叫んだ。
「……ありがとうございます!」
今井さんは右手を挙げ、ヒラヒラさせて帰っていった。