涙が愛しさに変わるまで
佐藤さんはきょとんとして、目をまん丸にしてから、にっこり笑った。
「ええで。行こか」
あたしは嬉しくなってすぐに用意をはじめた。
早く行きたくて5分もかからないうちに支度し終えた。
「行きましょう!!」
「ふふっ。張りきっとんなぁ」
ドレス姿じゃさすがにダメだと思って、あたしの服を佐藤さんに貸した。
一番大きいのじゃないと、チビなあたしのサイズだから佐藤さんが着れなかった。
佐藤さんはまた夜仕事があるそうだから、ドレスは紙袋に入れて持っていく。
……佐藤さんがあたしの服着ると、数倍服がよく見える。
あたしが着ると子供っぽくなるからね……。
「ここから近い水族館やろ?」