涙が愛しさに変わるまで
「じゃあ仕事あるから。ここで。」
「はい!頑張ってください!」
佐藤さんは少し笑うと歩き出した。
「あっ!そうや。」
だけどすぐ振り返ってあたしに向かってもう一度歩いてきた。
あたしはわけがわからず首をかしげた。
「真依ちゃん?最近、ストーカーとかこのへん多いから気いつけや?」
……ストーカー?
「なーんだストーカーですか。大丈夫ですよ?」
「あかんて。真依ちゃんちっちゃくて可愛らしいんやから。」
そんなこと言われても、あたしは今までストーカーというものにあったことがない。