― Summer Drop ―
「まさかっ。そんなんありえんよ。」

「え…けどさ……!」

途中で口を噤んで

考え込む。

千夏は『けど』の続きが気になった。




「お前、ほんまに川原が好きなんか!?」

「……う、うん。」

突然

真剣な顔のままで咎めるように訊かれ、

頷くことしかできない。

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