無口なDarling


俺の気持ちとか、澄子の気持ちとか・・・それでいいのに。



こいつはいつだって人目を気にするんだ。



いつもいつも



「私は猛に合わない」




なにかある度にこいつはこの言葉を発する。



その度に俺は傷つくんだよ。



「たけっ・・」



キャーーーっと周りは叫ぶ。




それでも俺はキスをやめない。



やめられない。



澄子に俺の気持ちが伝わるまで絶対にやめない。



俺が悪いのか?



澄子にそう思わせてるのは俺か?



悔しい。そんな風に思わせてしまう自分が悔しい。





何分そうしてたかわからないけど、澄子の目がトロンとしてきて足に力が入らなくなり、よろけた所でやっと唇を離した。





周りはシーンっとなっていた。


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