無口なDarling


「・・・なっ7番カップルさん!以上で大丈夫ですか?」


司会が真っ赤な顔をしてそうマイクに向かって叫ぶ。


「・・・」


あぁ。今コンテスト中だっけ。


忘れてた。


澄子の方をみると、涙目で真っ赤。


「もういい?」


俺は澄子の手を握りそのままステージを降りた。


「猛っ?」


周りはガヤガヤとうるさい。


そんな中を澄子の手を握ったまま、どちらかと言えば強引に引っ張った。



「どこ行くのっ!?」


早く二人きりになりたいから。


涙目の澄子を抱きしめたいから。


誰の目にも触れさせたくない。


「黙ってろっ」


ただ、それだけだ。



< 169 / 286 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop