無口なDarling
「・・・なっ7番カップルさん!以上で大丈夫ですか?」
司会が真っ赤な顔をしてそうマイクに向かって叫ぶ。
「・・・」
あぁ。今コンテスト中だっけ。
忘れてた。
澄子の方をみると、涙目で真っ赤。
「もういい?」
俺は澄子の手を握りそのままステージを降りた。
「猛っ?」
周りはガヤガヤとうるさい。
そんな中を澄子の手を握ったまま、どちらかと言えば強引に引っ張った。
「どこ行くのっ!?」
早く二人きりになりたいから。
涙目の澄子を抱きしめたいから。
誰の目にも触れさせたくない。
「黙ってろっ」
ただ、それだけだ。