無口なDarling
「ん・・・」
目が覚めると、私は猛に膝枕をされていた。
体には猛のジャケットがかかっている。
髪の毛を優しく撫でられているから、起きるに起きたくない。
もうちょっと、ここにいてもいいかな?と膝の上で少し動くと、
「起きたんなら、起きろ。そこで動かれると勃つ。」
は!?
「もう!!大きな声で変なこと言わないで!!」
と頭を上げて元の位置に戻る。
「あー変な格好で寝たら腰痛くなっちゃったー。」
寝違えた腰をさすると、
「夜までには直せよ?」
ニヤっと笑って耳元囁いた。
「!?バカ!!」
「誰がバカだよ?」
っと言い合っていると、目的地へと着いた事を知らせるアナウンスが聞こえた。
「あ!猛ここだっ」
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「綺麗!綺麗!」
タクシーに乗りついた旅館は想像してたよりもすごく綺麗だった。
「そりゃ良かった。」
キョロキョロとしてる私を横目に、猛はスムーズにチェックイン。
「しっかし、ここら辺は観光地ってものが無いな。」
旅館にある周辺地図をみながら猛が呆れた様に言う。
「全然いい!目の前に海あったし!後で散歩しよ~!」
「金がかからないやつだな。」
頭をいいこいいこされて、部屋に向かった。