宝石よりも
「ねぇ、美夜?」
カイはそっと私の肩に手を置いて少し離れ、私と目を合わせた。
綺麗なカイの目を見ていると、いつも引き込まれてしまいそうになる。
「美夜の気持ちを知りたいよ」
真っ直ぐに見つめられて、胸がきゅうっと苦しい。
「………っ」
堪えきれなくなって、カイの胸に飛び込んだ。
「私も、カイが好き。大好き」
やっと素直に伝えられた私の気持ち。
こんなに嬉しいことって、ない。
抱きついたカイの胸の暖かさに、じわりと涙が浮かんだ。
「カイ……」
ぽつりと私がカイの名前を呟くと、カイは何かを思い出したらしい。