闇の花~2人の殺し屋~
「話って?」



私はゆっくりと頷いた。



「頼みがあるの…」

















――――――――――……
―――――――――…



“カランッ”



ちょうど冷さんへの頼み事を話終えたときに店の扉が開いた。




「あれ?月乃?」



そこには山岸がいた。





「山岸…どうしてここに?」



「暇だからさ。飲みにきた」


山岸はニッと笑って私の隣に座った。





「よっ!聖。何飲むんだ?」



「いつものある?」



「あ~…ちょっと切れているから準備してくるから少し待っとけ」


冷さんはそう言って店の奥に行ってしまった。



必然的に2人っきりになる。

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