闇の花~2人の殺し屋~
フッと笑う私とは対照的にラックは手で顔を覆った。



「起きてたのに抵抗しなかったのかよ」



「まさか、そんな行動に出ると思わなかったからね」



でも、あれはびっくりした。



起きたかと思っていたら顔が近づいてきたんだもん。



まぁ、今はそんなことは置いといて…



「とにかく、ここからすぐに出て行って」



私は話を戻した。



「だから、嫌だって…」


「どうして、…どうしてそこまで私に構うのよ…」



私にはわからない。



どうしてそこまで他人の私を助けようとするの…?



「私達はたまたま組まされたパートナーでしょ。それなのに、なんで…」
















「好きだから!」















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