闇の花~2人の殺し屋~
わかっていないラックに私はそっと唇を重ねた。



「!!」



「前のお返し。生徒の寝込みを襲うなんて感心しませんよ、先生」



目を見開いて固まっているラックに意地悪を言ってみた。




やられっぱなしは趣味じゃないんでね。




「なっ…なんで…。…俺、寝込みなんて襲ってねーぞ///」



ラックの意識が戻った途端、一気に顔が赤くなった。




本当にわかりやすい人。




「忘れたの?ラックが怪我した日、側に寝ていた私にキスしたでしょ」



するとラックの顔がますます赤くなってきた。



もうリンゴみたい。



「お、お前起きていたのか?」



「さぁ、どうだろうね」



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