闇の花~2人の殺し屋~
どいつもこいつも私を女とか子供とかで見下して…



ムカツクのよ。



こんなことを言っているのにラックはなんだか嬉しそうだ。



「そういえばお前武器持っていないよな。どうする?」



そうだ。武器は鎖紺が持っているんだ。



「俺の武器使うか?」



そう言ってラック拳銃を出してきた。



「武器は…なくもないわよ」



私は髪の後ろを触った。



そして、ある物を取ってラックに見せた。



「こ、これってワイヤー?」



ラックは目を見開いた。



「えぇ。いつものよりは短いけど使えるわ」



非常用にいつも隠し持っている。



「お前…いつもそんなとこに隠し持っていたのかよ」



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