闇の花~2人の殺し屋~
「それって、つまり…お前の武器にもその発信器がついているのか?」



「そうよ」



私の数少ない大事なものだから…



そして、その機械にコード番号を打ち込むと2つの反応が現れた。



「たぶん、ここが鎖紺の部屋ね」



「でもさ…ここにヒースの武器があるからって、そこが鎖紺の部屋とは限らないだろ?」



「…ここに来た時に鎖紺が言ったわ。
『私の武器はしっかりと保管してある』と。
鎖紺が言うんだから部下がなかなか来れない場所、鎖紺の部屋にあると推測したの」



するとラックは少し不服な顔になった。



「鎖紺の言葉を信じるのか?相手は裏の組織の幹部だぞ」



確かにラックの言うことはもっともだ。



だけど…



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