闇の花~2人の殺し屋~
「ヒース、お前は闇の住人やと前、言ったな?」



「えぇ」



私は闇の住人。


闇の下にしか咲けない花。



「そしてラックは光。その光にヒースは浸食されとうんちゃうか?」



-ッ!!


何を言ってるの…?



さすがの私も少しびっくりした。


浸食って…



驚く私に鎖紺の言葉は止まらない。



「つまりお前の闇がどんどん消えようということや」



「……」



「前のお前やったら問答無用で殺しよった。殺す人間の言うことも聞かずに」



「…ぅ…」



「まぁ、俺は今の優しさもあったほうが…」



「違う!」



違う!違う!!


鎖紺の言ってることは無茶苦茶だ。



私が変わったのは認める。



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