闇の花~2人の殺し屋~
「そうや。遺言はないが、ヒース。お前に伝えとく」



「…なにかしら?」



私に伝えたいことって…



「お前も、変わったな」



…なにが?



「前より人間らしくなったわ。前は冷え切った人形やったのにな」



鎖紺は懐かしくそうに言った。



まぁ、それは私も思う。



あれからいろいろあったし…



「それは…あいつの影響やろ?」



「あいつ?」



私は鎖紺の目の先を追った。



その先には…不機嫌なラックがいた。



「気付いとったか?ヒースはラックと接する態度が違うっちゅうことを」



「そんなわけないじゃない」



私はラックから影響なんて受けていない。



ただの他人だし。



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