闇の花~2人の殺し屋~
「俺…?」
「そうね。山岸ね」
ヒースのストレートな言い方に少しダメだしをくらったι
でも、確かに写真にはスーツ姿の昼の俺が写っていた。
その写真は斜め上から撮られていて、たぶん盗み撮りだろう。
って!それより!!
「どうして俺が殺されなけりゃいけないんだよ!!」
俺は勢い余って机をバンッ!と叩いてしまった。
「うるさいわよ。ラック」
俺とは違ってヒースは冷静だ。
「まぁまぁ、落ち着いて座れ」
冷さんにも促され俺は渋々座った。
「理由は、“振られた腹いせ”だそうだ」
「はぁ!?」
俺は冷さんの言った理由に脱力してしまった。